精神科訪問看護


精神科医療は昔は、病院での長期入院が多かったのですが、
最近は早く退院して地域に、在宅に戻す方針です。

うちの訪問看護ステーションの対象者は最近は20代から40代の若い方が増えました。
状が安定し、社会復帰してバリバリ働いている方もいらっしゃいます。

でも、これは本当に少数。障害年金と親の援助で何とか
一人暮らしはできるものの、作業所へはいけません。

理由は様々。30分しか作業ができない、人間関係が作れない。
何とか週1回だけはディケアに通っている方、どこへも行けず閉じこもっている方。

病院ではまずは病状が安定することが第一。
地域に帰ってきてから、その地域で社会生活を送れるようになるための支援が難しい。

訪問看護師は保健師、保健所、福祉職、作業所、就労支援者等多くの関係者と
チームで支援します。

本当に彼らはストレス耐性が低いことが多いのです。

買い物に行くこと、ゴミを出しに行くこと、それすらストレスになってしまいます。
そして具合が悪くなり動けなくなる。そのことに理解がないと

「だらけてるだけや。気持ちの問題や。」などと言われ、又苦しくなってしまう。
先ずは、ゴミを出しにいきましょう。そんな風に一つずつ目標をクリアしていきます。

だからとても時間がかかる事が多いのです。

「このままじゃいけない、自立しなきゃいけない。」そう思い苦しみます。
そして突然ハローワークに行ったり、面接に行ってしまうこともあります。

そうして、うまく行かず又つらい思いをする事もある。

訪問看護に何ができるのだろう。いつも悩みます。

彼らが体調不良を訴える時、多くの場合何らかの原因があります。
色々なことを考えすぎて頭の中がこんがらがり、パニックになっていることもあります。

それをひとつずつ整理して解きほぐし、頭の中を整理するだけでも
少し落ち着けることもあります。

福祉関係の大ベテラン先輩がおっしゃってました。

自分のためだけに訪問してくれて、只、話を聴いてくれる人がいる。
それだけでいい。


訪問看護師にはそれができます。





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